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TBSS


4.4 ( 3184 ratings )
教育 メディカル
開発者 nuit software
無料

TBSSは、American Heart Association Resuscitation Science Symposium 2012(ロサンゼルス)および2013(ダラス)で報告された重傷外傷における大量輸血療法の必要性を予測するスコアです。このアプリでは、選択肢を選んでいくことでTBSSを計算することができます。

【TBSSとは-監修医師より】
Traumatic Bleeding Severity Score (TBSS)は、外傷初期診療(Primary Survey)における循環動態の異常をスコア化したもので、外傷性出血の重症度を表すひとつの指標として開発されました。TBSSは患者年齢と収縮期血圧、FASTの陽性箇所数、骨盤骨折の重症度、および血清乳酸値から迅速に算出されます。このスコアは外傷性出血の重症度を指し示すと同時に、大量輸血療法の必要性も予測します。具体的に言えば、TBSSが15点を超えて来た場合、大量輸血療法の必要性は急激に増します。逆に、TBSSが9点以下の場合、大量輸血療法の必要性はほぼありません。重症外傷患者に対する大量輸血療法の開始基準については、現在まで明確なものが示されていないのが現状ですが、TBSSはそのひとつとなりうる指標です。臨床現場に導入し、大量輸血療法開始の判断基準のひとつとして、参考にしていただければと思います。
ここで説明した成績は、American Heart Association Resuscitation Science Symposium 2012(ロサンゼルス)で報告した内容に基づいています。
なお、TBSSは後ろ向き研究によって作られたスコアであり、前向き研究は行われておりません。そのため、このスコア単独での医学的な判断は行わないでください。
なお、TBSSに関する論文は、Journal of Trauma and Acute Care Surgeryにて出版されていますので、ご確認ください。
(Ogura T et al. Predicting the need for massive transfusion in trauma patients: The Traumatic Bleeding Severity Score. J Trauma Acute Care Surg. 2014;76:1243-50. PMID: 24747455)

【使用上の注意】
このアプリケーションはTBSSの計算を補助する目的で制作されましたが、このアプリケーションのみにより判断が行われることは想定しておらず、品質、性能、正確性、情報の新しさに関していかなる保証もありません。従って、臨床で使用する際はこれらのリスクをふまえた上で、本アプリケーションの使用およびその結果が適切かどうかも含め、利用者の責任において総合的に判断した上でお使いください。
このアプリケーションを用いたことによる直接的、間接的損害についてこのアプリケーションの製作者、提供者、監修医師等の関係者は一切の責任を負いません。詳しくは、iTUNES STORE サービス規約、ライセンスアプリケーション・エンドユーザ使用許諾契約をご確認ください。
このアプリケーションは医療機器ではありません。

【このアプリケーションについて】
このアプリケーションは、TBSSの研究を行っている医師の監修のもと製作されました。
TBSSおよびその研究について詳しくは自治医科大学または前橋赤十字病院までお問い合わせください。
このアプリケーションは上記医療機関とは直接関係ありませんので、アプリケーションについてはnuit softwareまでお問い合わせください。